6歳の幼稚園年長の長男がとびひになりました。
3人の子供を育てていますが、今回とびひになったのは初めて。
発症から完治までの体験をつづります。
とびひ発症
とびひは最初みずいぼと勘違い
気づいたのは月曜のお風呂に長男を入れた時でした。
長男のおなかのあたりに直径1.5㎝ほどの大きさの水泡を発見。
皮は薄くてちょっとさわっただけでも、中の水が出てきそう。
長男は水いぼになっていて、水いぼは特に治療せずに自然に治るのを待っていました。
最近はほぼ治ってきて、水いぼもほぼありませんでした。
その水いぼの治療方法はかきむしって中の汁を出したほうがいいと皮膚科で言われていたので、かきむしるままに任せてたんです。
そして今回はその水いぼの大きいパターンかなと。
水いぼがうつってはいけないので、以前から長男のタオルは別にしています。
水いぼだと思ったので、特に気にせずにいつもように次男と一緒に湯船に入れました。
ちょうどこの日の昼間は幼稚園のプールがあったのですが、長男は他の遊びをしていて入るのが嫌で入らなかったようです。
翌日爆発的にとびひが飛び火した
翌日の夜、またお風呂に入れた時わたしは目を疑いました。
爆発的に水泡が広がっていて、しかもみんなでかい!
とびひって飛び火のように他の人にも移ってしまうことから名づけられたそう。
夏の時期に流行ります。
長男がかきむしった跡が、痛々しくなっていました。
特に首回りがひどい。
痛みがあるようで、痛がります。
さっと石鹸を泡立てて洗い、湯船には浸からせずにシャワーだけでお風呂からあげました。
びっくりしてわたしは画像検索。
水いぼとは明らかに違う。
いろいろ考えた挙句、もしかしてこれはとびひでは??と疑い検索をかけると画像が長男の状態とドンピシャ。
調べると汁からうつるとあったので、長男には上は半袖(腕部分はほとんど水泡がなかった)、下半身は長ズボンを履かせました。
お布団に横になるときに痛いようで、
と半泣きでかわいそうでした。
なんとか毛布を積み上げて布団をふわふわの状態にすると横になって、疲れていたのかすぐに寝付きました。
いつもは保湿で全身にワセリンを塗っているんですが、かきむしったほうがいいのかどうかの判断がつかず何も塗らずに寝かせました。
小児科か皮膚科かとびひはどちらを受診する?
翌朝病院を受診することには決めていたんですが、小児科か皮膚科どちらがいいか迷いました。
両方ともかかりつけがあり、小児科は車で10分ほど(わたしはペーパーなのでタクシーになります)、皮膚科は徒歩10分ほど。
迷った挙句、皮膚のことだし皮膚科医も評判がよく腕がいいので、皮膚科に連れていくことにしました。
9時から開院ですが人気の皮膚科で順番待ちをみんなするので、7時50分に自宅を出て長男次男を連れ三男を抱っこして8時から皮膚科の前で待機。
幸い1番を取れました。
9時になるとすぐに診察してもらえ、皮膚科医は一目みるなり
皮膚科医「お母さん、これはとびひで間違いないわ」
と一言。
あーやっぱりというのがわたしの感想。
とびひの原因
皮膚科医曰く今回のとびひの原因は、「黄色ブドウ球菌によるとびひ」との診断。
水泡のジュクジュクした箇所から細胞を取って検査するということで、一番ジュクジュクしてそうな皮をそっとめくって綿棒で採取。
検査にまわすので、次回診察時に結果が出るとのことでした。
その1週間後に再度受診すると「中間報告」でグラム陽性球菌(GPC)2+と出ていました。
抗生剤も耐性菌が出ているので人によって、とびひに有効かどうか変わります。
次回またとびひになったときのために検査をしているそう。
検査結果が出たらまた教えてくれるとのことでした。
とびひの治療・処方された薬
とびひの治療ですが処方されたのは
☑ジアミトール(消毒液)
☑アクアチムクリーム
☑フロモックス小児用細粒0.6g朝夕食後日2回×5日分
水泡や水泡のつぶれた箇所に綿棒でジアミトールを塗って消毒。
ジアミトールは透明な液体。
その上からアクアチムクリームを塗ります。
アクアチムクリームは白いのびが悪いクリーム。
鼻にいる細菌で、鼻のまわりに出ることもあるそうなんですが、長男は顔には全くできていません。
場所は首から太ももまで。
フロモックスは抗生剤です。
皮膚科医から処方するかどうかの相談がありました。
薬を大人しく塗らせてくれる子なら塗り薬だけでOK。
でもきちんと塗らせてくれないならなかなか治らないので抗生剤を服用したほうがいい。
副作用としては善玉菌も流してしまうので下痢になりやすく、ヨーグルトなどの乳酸菌を食べさせること。
(ヤクルトを飲ませていましたが、今まで3日に1回くらいのお通じがほぼ毎日になっていました)
長男はかゆがったり痛がったりしているので大人しく全部薬を塗らせてくれるかどうか不安だったので、抗生剤処方をお願いしました。
1日3~4回薬を塗るようにということだったので、朝1回、幼稚園から帰ってきた夕方1回(延長保育を頼んでいるので17時過ぎる)、お風呂上り1回の3回塗っています。
きちんとがんばって塗らせてくれてます。
フロモックスは好きな味のようで、喜んで飲んでいます。
とびひのお風呂は?
かわいそうなんですが、家族で一番最後に入れました。
次男と遊びたくて愚図ったりもしましたが、なんとかなだめたりして最後に。
どうにか家族の誰にもうつらずにすみました。
幼稚園に登園していい?プールは??
皮膚科医の指示
皮膚科医に幼稚園の登園とプールについて確認。
幼稚園の登園は問題なし。
プールは次回診察するまでは禁止でした。
幼稚園の見解
念のため、幼稚園にも確認。
とびひの水が入っている部分が服から出ている部分は、何か覆っていれば登園は問題なし。
プールはまた連絡くださいとのことでした。
とびひが完治するのにかかった期間
発症からちょうど7日で完治宣言。
劇的にとびひがよくなったと実感できたのは薬を塗り始めて3日目の朝。
(発症から5日目)
いつものように体に薬を塗ろうとしたら、驚くほど薄くなっていてよくなっていました。
首から肩にかけての画像ですが、下のアフター画像のほうが赤みがひいて色が薄くなったのがよくわかります。
発症から1週間後、皮膚科を受診してから5日後に再び皮膚科を受診。
とびひは完治。
プールも入ってOK。
とびひの跡が残ってしまっているので、塗り薬を塗って治療していくことになりました。
今回のとびひが完治したのは、抗生剤が有効だったわけではなくてわたしと夫が必死に消毒と薬を塗布したおかげだと皮膚科医に言われました。
最後に
子供を3人育てていても、初めて見る病気も多いです。
これでもうとびひはバッチリ!
薬を塗るとき最初は刺激があるようで嫌がっていましたが、治るにつれて塗るのを嫌がらなくてなっていました。