福井県勝山市にある越前大仏に行ってきました。
夫が一度行ってみたいというので、旅行のついでに家族で寄ってみました。
期待も何もしていなかったので、あまりの巨大さにびっくり(;゚Д゚)!で度肝を抜かれました。
有名な永平寺にも参拝しましたが、永平寺よりも楽しい。
これはおすすめです!
子供はお庭で鯉にエサもやれるし、子供連れの観光にもおすすめですよ。
越前大仏参拝道はシャッター街
たどり着いたのは、日曜の夕方。
車を駐車場に停めて、てくてく歩いていたのですががらーんとした完全なシャッター街。
人気(ひとけ)が全くありません。
お寺やってるのかな〜と心配になってきます。
たくさんの店鋪が入っていた跡が痛々しく、どうしてもこんなに空き店舗ばかりになってしまったのか謎でした。
広々としているのに、全く他の人がおらず子供たちは自由に駆け回って、まぁ子連れには「静かにしなさい!」なんて怒らずに済むしいい。
空いているお店は参拝のチケット売場とその前の休憩所のみでした。
越前大仏 料金
参拝のチケット売場にはスタッフの女性が一人。
閑散としています。
鯉のエサ
チケット売場の窓口の隣りには、鯉のエサが100円で売られていました。
庭園の鯉にエサをあげられるそうなので、1つお買い上げしました。
子供はこういうのが大好きです。
拝観料
大人個人:500円
大人団体(15名以上):400円
小人(小中高)個人:300円
小人団体(小中高15名以上):200円
障害者割引有り。障害者手帳提示で500円→350円へ割引
越前大仏があるのは清大寺
スケールが大きいどこまでも大きい清大寺
遠くからでも見える大きなお寺。
臨済宗妙心寺派 大師山清大寺です。
夫は仕事の関係で多少知識があるようですが、わたしは全く予備知識なしで行きました。
お寺に一歩踏み込めば何もかもがデカイ!!
スケールでかっ!!!
とりあえず、感想はでかっ!!
人も全然いないしね。
途中にいた鬼神?
何体かいましたが、やっぱりみんな大きい。
越前大仏は奈良の大仏に似てる
大仏殿の入口の門もやっぱり大きい!
画像のピンクのパンツの男性が夫なのです。夫の身長は180cm弱あるのに門に比べるとこの小ささ。
もちろん夫の隣りの2才の次男は小人です(笑)
この大仏殿は間口58mだそうです。
中に入ってみると圧巻です。
ででーんと巨大な大仏様。
真っ黒です。
越前大仏は身の丈17m、両脇に羅漢像と菩薩像を従えています。
中央に鎮座した大仏も大きければ、周りに何体あるか数えられない仏像たち。
大仏様にも驚いたのですが、一番圧倒されたのは周りにあるたくさんの真っ白な仏像たち。何百体レベルだと思います。
(後で調べてみたら1,281体でした!)
ほんと圧巻の一言。
横から。
ちょうど大仏の真ん前に人がいるので、大きさがよくわかると思います。
階段を登って2階からもみてみます。
正面からパチリ。
なんとも言えないお顔です。
お仏壇にお参りにするときにチーンとする鈴(りん)の巨大版までありました。鈴(りん)の大型のものを磬子(きんす)というようなので、これは磬子(きんす)が正解なのでしょうか?
棒がめっちゃ重いので子供一人では無理です。
ならしていいと書いてあったので、わたしもならしてみました(´∀`*)
建物の構造上、反響してとても響きます。
五重の塔
越前大仏から五重の塔へ
越前大仏を参ったあとには五重の塔を目指しました。
すぐ隣なのですが、歩くと結構距離があります。
5分以上は歩きました。
九龍壁
途中で何か巨大な壁らしきものがあります。
横を通っていきます。
壁には龍が描かれています。
これも大きい。
この九龍壁は中国北京市の北海公園の湖畔にあり中国の国宝第一号に指定された装飾癖を、中国政府の許可をもらい再現したものだそうです。
てくてくと階段を登っていきます。
五重塔へ到着
やっと五重の塔へ着きました。
ちょうど桜の時期で、いいタイミングで来ました。
しだれ桜がキレイ〜ヾ(●゚ⅴ゚)ノ
五重の塔の前にあった説明書き。
相輪までの高さが75mにもなり、京都市の東寺(55m)よりも高く日本一の高さです。
五重の塔に入る手前にあった「相輪」とやら。
五重の塔の中に入ってみる
五重の塔の中は汚くはないけれど、なんか古い旅館を思い出させる感じです。
安置された如来様?がなんか怖い。
光が伸びているのは、単にわたしのスマホの性能の問題です。
各階には石仏や金仏が最上階には阿弥陀尿来・釈迦如来・薬師如来が安置されています。
できたのがそんなに前ではないので、4階まではエレベータがあります。
五重の塔はその名のとおり5階だてなので、4階から5階は階段で登らないといけません。
4階から5階とは言っても、巨大な塔なので階段の段数が半端ない。
足の悪い人は5階までのぼるのは厳しいかも。
5階にあがると、景色がよくて遠くまで見渡せます。
今まで歩いてきたお寺の中も。相変わらず人気がありません。
全く他の人がいないわけではなくて、同じ参拝客の人を数人ちらほら見かける感じです。
日本庭園で鯉に餌やり
子供たちが一番楽しいであろうお魚に餌やり。
もう少しで池に到着するというときにハプニングが起こりました。
次男が握り締めていたエサが入った紙袋が突如破れて、地面に散らばってしまいました。
そこは坂道で舗装されているのですが、ちょうどエサの色で同色化していて見つけづらく、家族総出で探しましたヽ(´Д`;)ノ
鯉のエサを買った入口までは結構な距離があるので、気軽にもう一度買いに走れないんです。
拾い集めたエサで餌やり。
食いつきはあまりよろしくなかったです。
拝観チケット販売の方に伺うと、だんだん鳥などに食べられて鯉の数が少なくなってきているそうです。
越前大仏の歴史
大師山清大寺は、実業家である相互タクシー社長であった多田清氏によって昭和62年5月28日に完成しました。
完成には述べ80,485人が作業に携わりました。
奈良の大仏よりも大きな大仏を作り、地域社会への貢献を合わせた観光事業への進出を目指そうとしたのだそうです。
多田氏は病に倒れ亡くなられましたが、その時の葬儀もこの大師山清大寺で行われました。
越前大仏へのアクセス
福井県勝山市片瀬50字
℡0779-87-3300
越前大仏駐車場は無料
夫の話によると以前は数千円駐車料金がかかっていた時代があったそうなのですが、2016年4月現在は無料で駐車できます。
駐車場にはトイレもあります。
最後に
福井県まで来て恐竜博物館へ行く予定があれば、ついでにぜひ足をのばしてほしいです。
スケールが大きくて本当ある意味カルチャーショックでした。
こんなに立派で度肝を抜く建造物なのに、シャッター街になって閑散としているのがどうにも腑に落ちませんでした。
もっと観光客がいても、おかしくないと思うんですけどね。