先日、子供の絵本の読み聞かせ会&絵本講師による講演会に行ってきました。
そこで絵本は与えるだけではなく、触れさせてあげることが大事だということを聞きました。
さすがに絵本講師だけあって、絵本の読み方がうまい!!
独自のボケとツッコミなどを混ぜながらの読み聞かせで、よしもと新喜劇ばりの勢い!
子供たちの食いつきが半端なく大笑いの読み聞かせでした。
絵本講師が語った絵本の読み聞かせをすることによる子供への効果影響などをまとめました。
絵本はツール
絵本は親子が触れ合うためのツール(道具)です。
ツールは使わないと意味がないので、買って本棚にしまいっぱなしはせずに読んであげてください。
ちなみに我が家はほぼ買って満足。
買って数回読み聞かせて、本棚行きですヽ(´Д`;)ノ
絵本の読み聞かせ方法
絵本はよく寝る前に読んであげましょうって聞きますよね。
それは夜が静の時間だからなんです。
昼間は活動の時間だから動。
夜の静かな静の時は、昼間よりも自然に子供も絵本に向き合うようになります。
ただし、子供が読み聞かせている絵本を、他の遊びをしたりして聞いていなければやめてしまってもOK。
一生懸命読み聞かせても、聞いていなければパパママが疲れるだけです(-_-;)
また「絵本を読んでー」と側に来てせがまれたらよんであげるくらいでいいそうです。
無理に読み聞かせる必要はありません。
自分で読む本と読み聞かせは別物
子供がまだねんねの赤ちゃんのころは、自分では絵本はなかなか読めませんが、だんだん成長してくるにつれ自分でも絵本を読むようになります。
たとえ文字が読めなくても、絵本だけにイラストを楽しんだりして自分なりの絵本の楽しみ方を見つけます。
自分で読むようになったし、読み聞かせは必要ないかな〜という考えにちょっと待ったー!!
読んであげる読書と自分で読む読書は別物。
並行して行うことが大切です。
子供が大きくなり成長したら読み聞かせはいつか終わります。
中学生や高校生の子が「このご本読んでー」なんてありません。
読み聞かせの絵本の選び方
一番絵本の選び方でしてはいけないのが
〜ねばならない。という大人の思い込み。
子供は自分で絵本を選べません。
図書館や本屋さんで子供が自分で見つける絵本はほんの一部です。
大抵は周りの大人、特にパパママが絵本を見繕って子供へ与えます。
絵本を選ぶのは大人です。
絵本を選択する周りの大人との出会いによって子供の成長に大きな影響があります。
絵本を選ぶのに自分の価値観は捨てて、色んな本とで合わせてあげることが子供の感受性や想像力を豊かにしていきます。
白黒の絵本も子供の想像力が働いていいそうですよ。
大人的にはカラフルな方が子供の色彩感覚が育っていいと思いがちなのですが、いろんな視点がありますね。
絵本の読み聞かせの効果
豊かな心が育つ
想像力、きく力、言葉が育つのが読み聞かせ。
ひいては豊かな心を育てます。
深くは考えずに手当たり次第本に出会わせてあげましょう。
絵本との出会いが多いほど子供の人生が豊かになっていきます。
世の中の子供が全員気に入る絵本は、残念ながらありません。
我が子のペースにあわせてあげるのが一番いい方法。
大人になってから絵本の読み聞かせをしてもらうと
絵本講師の方が大学生に絵本の読み聞かせをしてもらうという課題を出したそうです。
その中で一人の学生がこういう感想を綴りました。
電話越しに母に絵本を読み聞かせてもらいました。
子供の頃に読み聞かせてもらった記憶が蘇り、胸がいっぱいになり涙が溢れました。
子供の頃の母親の愛情がフィードバックしてリンクしているんですね。
絵本の読み聞かせは、愛と伝えるツールでもあるし、愛が伝わるツールでもあるという話でした。
本を読む→豊かな心が育つ→愛が伝わるツール(心の記憶)
人は心が動いたときに言葉が使いたくなります。
先生の持論は「豊かな心に育つと幸せな自分の人生を送れる」
素敵な言葉です☆
まとめ
絵本講師の方がしつこいくらいに念押しされていたのが、読み聞かせはパパママなど読み聞かせる側の大人の無理のない範囲ですることということでした。
無理をすると続かないので、細くでも長く続けていくことがいい親子関係を築けるそうです。
パパママもじぃじばぁばに絵本を読んでもらったら、小さい頃の思い出が甦って胸がきゅんとなるかもしれません。
ぜひ一度読んでもらってください。