京都の今宮神社の名物があぶり餅です。
参拝するならぜひ食べていってください。
今宮神社を参拝後はあぶり餅で一休み
あぶり餅って食べたことがありますか?
別名を「玉の輿(たまのこし)神社」とも言われる「今宮神社」の名物です。
今宮神社の東門を出た参道に、北と南にあぶり餅のお店が2軒あります。
北側は「一文字屋和輔(一和)」
南側のお店は「本家 根元かざりや」
両方ともメニューはあぶりもちのみ。
全く別のお店で、お店の前の参道を通ると、掛け声合戦でお客を呼び込んでます。
かなり激しい呼び込みにいつもどっちに入ろうか迷います。
今宮神社(御利益は開運・良縁)
平安時代、一条天皇が国内で流行り病を鎮めようと今宮神社を建立したと言われてます。
子連れで行くのにも今宮神社はそんなに人も多くなく広めの神社なので、子供が多少駆け回っても大丈夫です。
毎月1日には、境内で手作り市が開かれます。
規模はそこまで大きくありませんが、京都らしいものがみつかるかもしれません。
何度か行きましたが、わたしが欲しいものはありませんでした。
あぶり餅の由来
あぶり餅とは?
小さく親指大の大きさにちぎったお餅を竹串にさしてきなこをまぶして備長炭で香ばしく焼き、甘辛くした白味噌タレで味付けしたもの。
あぶり餅で使われる竹串は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)を使用し、あぶりもちを食べると病気・厄除けの御利益があるとされています。
今宮神社へ参拝といえば、「あぶり餅」は外せません。
病気や厄除けの御利益があるとなれば、参拝とセットで楽しみたいですよね。
今宮神社のあぶり餅屋さん紹介
お店の雰囲気・メニューのあぶり餅500円・お茶サービス どこをどうとっても同じ。
定休日も両方とも水曜です。
なので観光するときには水曜は外して、ぜひあぶりもちにかぶりついてみてください。
かざりや
創業400年。江戸初期から。
一子相伝。代々女性が受け継いでいます。
修学旅行生の自分の食べるあぶり餅のあぶり体験も可能。
定休日:毎週水曜日(但し水曜が1・15日・祝日の時営業し、翌木曜が休み)
℡075-491-9402
一和
平安時代からある日本最古の和菓子屋と言われています。
創業1,000年。
元祖正本家と名乗られてます。
かざりやの店員さんに「一和とどっちが先でしょうかね〜」と訊いたら、「同じくらいじゃないですか」と言われました。
帰ってから調べたら一和の方がかなり古く歴史があるんですね。
こちらも女性に代々伝承されています。
定休日:毎週水曜日(但し水曜が1・15日・祝日の時営業し、翌木曜が休み)
℡075-492-6852
あぶりもちの「かざりや」と「一和」の違い。どちらが美味しいのか?
かざりやも一和も何度かあぶりもちを食べことがありますが、一緒に食べたことはないので、くみんぼにはどちらも同じ味で違いがよくわかりませんでした。
両方いっぺんに食べ比べたら、味の違いがわかるようですが。
毎回、子供が行く方のお店に入ります。
子供がどちらのお店に行くのかは、基準が特にないように思いますが(呼び込みが気に入った方とか?)なぜか「かざりや」の方が多いです。
両方からすごい勢いで呼びかけられるので、大人のわたしとしては決めづらいんですよね。
なので、こども任せにしちゃっています。
(2017年2月追記:最近は南側の「かざりや」のほうが多いです。子供に対してサービスがいい気がします)
京都の地元民は、北側にある「一和」の方が美味しいと言っていましたが、どちらもサービスも悪くないし、空いている方のお店を選んでも大きく後悔することはないでしょう。
歴史を感じたいのであれば、やはり創業が古い「一和」でしょうか。
かざりやの創業400年もスゴイので、やっぱり迷いますね。
食べ比べをしている人も多いようです。
せっかく観光に来たのなら、ぜひチャレンジしてみて欲しいです☆
実際に食べ比べをした人の口コミは、一和の方が甘く、かざりやの方が心持ち塩辛かったという感想もありました。
最初に「一和」行って1人前食べ、それから真ん前の「かざりや」へ行って1人前食べというのも、面白くておすすめ(・∀・)
あぶり餅食レポ
入ったのは南側の「かざりや」
夫とくみんぼ、長男の三人で入り、2人前オーダー。
絶対長男に取られることはわかってたので、1人前はやめました。
ランチ前だったので、夫とくみんぼはあまり食べるつもりはなく・・。
熱いお茶を運んできてくれます。
寒い日にはこのお茶がほっとして嬉しい(*´∀`*)
子供には熱すぎるので、やけどしないように注意。
今回は中の座敷には入らず、縁側のあがりのような椅子で頂きました。
注文すると早速炭火で炙ってくれます。
炭火は常に風を当てないといけないためか、冬でも扇風機を回して風を炭に当ててました。
あぶり餅が運ばれてくると、目を輝かせて喜ぶ長男。
今宮神社の東門を通ると絶対食べたがるので、通るときは心の準備をしてます。
最初は一人前のくしの本数が多くてびっくりしますが、お餅の大きさは親指大なのでそんなにお腹は膨らみません。
一人前15本。
いつもくみんぼの子供はお代わりを要求します。
子供の食べやすくてたれをこぼさないようにさえ気をつければ、子供に食べさせるのに最適のおやつです。
甘辛くて食がお茶と絶妙にマッチします(´∀`*)
あくまでもお菓子をちょっと頂くイメージで頼みましょう。
お餅だからって、お昼ご飯代わりとかにはなりませんよー。
この白味噌が、京都のお雑煮みたいで京都っぽいなーと、食べる度に思っています。
最後に子供にはサービスでうまい棒をプレゼントしてくれます。
(これはどちらのお店でも共通)
ただ、時期によってはもらえるお菓子が違ったりします。
お土産にあぶり餅を持ち帰り
お土産も買って帰れますが、あまりおすすめしません。
(確か持ち帰りは3人前からだったと思います。お土産希望される場合はお店に確認を)
これは以前お土産に購入してテイクアウトした「一文字屋和輔」のお土産あぶり餅です。
添加物などの混ぜものをしていないお餅なので、さめると硬くなってしまうんです。
竹の皮に包んでくれてます。
家でも美味しく食べる方法を書いた紙をくれるんですが、なかなかうまくレンチンができません。
賞味期限は当日「本日中にお召し上がりください」とのことです。
お土産あぶり餅に記載してあった原材料名は、餅米・餅取り粉・きなこ・上白糖・白みそ
7大アレルギーで入っているものはないと思うので、アレルギーのお子さんでも食べれられると思います。
小麦・乳・卵アレルギーのくみんぼの子供にも、食べさせてあげれるお菓子は有難いです。
京都和菓子万歳ですL(´∀`*)ノ
おいしいのは出来立てなので、できるだけ、お店で頂くことをおすすめします。
あぶり餅を食べたり買うと駐車場券サービスがある
あぶり餅やさんたちのすぐ近くに、今宮神社参拝のためのコインパーキングがあります。
「かざりや」「一和」どちらで食べても(購入しても)、今宮神社のコインパーキングに停めていれば、1時間駐車無料のサービス券がもらえます。
観光で車で京都を巡るのには、有難いサービス。
京都の駐車場代って結構高くて、観光地の駐車場は特に高いですもんね。
京都の今宮神社以外のあぶり餅が有名なのは、京都嵐山嵯峨の清凉寺・石川神明宮
京都嵐山嵯峨野「清凉寺」参道【大文字屋】
今宮神社の参道のあぶり餅屋「かざり屋」と「一和」と合わせて、京都三大あぶり餅と言われています。
嵐山嵯峨野にも清涼寺の参道に「大文字屋」と言うあぶり餅のお店があり、清涼寺1200年を期に操業、800年の老舗。
12本で630円。
ちょっと「かざりや」と「一和」より高め。
石川県神明宮「あぶりもち神事」
石川県金沢市にある神明宮。
樹齢1000年の大ケヤキがそびえる神社。
食べるお守りとして5月と10月に「あぶりもち神事」が行われます。
あぶりもち神事は300年以上続く悪事災難厄除伝統特殊神事で、一家揃ってお祓いの火であぶった餅を食べる事で有名です。
今宮神社へのアクセス
京都府京都市北区紫野今宮町21
℡075-491-0082
9時〜17時
【バスでのアクセス】
46番
「今宮神社前」下車すぐ
1番・12番・204番・205番・206番・北8番・M1番
「船岡山」下車 徒歩7分
【電車でのアクセス】
京都市営地下鉄北大路駅からバス
歩くと30分ほどかかります。
最後に
あぶり餅を食べに行ったのは10回くらいですが、わたし的にはこどもに対するサービスは、南側のかざりやの方がいいな〜と感じます。
特に大きな違いあるというわけではなく、なんとなくといった感じですが。
どっちも和な雰囲気の中であぶり餅が楽しめるので、こだわりがなければ空いている方でいいと思います。