ホクナリンテープと言えば、子供がいるママさんやパパさんなら、一度は目にしたことがあるんではないでしょうか。
小児科で風邪で咳がひどいときに、よく処方されます。
以前ネットか何かで、
「保育所や幼稚園で風邪が流行る時期には、テープを貼っている子をよく見る。副作用もあるのに安易な使用はどうなのか?」
という文章をみかけたのが印象に残り、それから副作用などを調べてみたことがあります。
いつも子供が処方されたときは、先生に言われるがままに貼っています。
が、子供に貼るだけでは使い心地はいまひとつわからないですよね。
子供もうまく伝えられないし。
今回大人であるわたしが風邪をひき、ホクナリンテープの後発品(ジェネリック医薬品)で同じ作用の「ツロブテロールテープ」を処方されました。
せっかくなので、使用感や使い心地をレポして検証したいと思います。
ホクナリンテープとは?
気管支が腫れたり収縮すると、気道が狭くなり、ゼーゼー・ヒューヒュー呼吸が苦しくなります。
ホクナリンテープは気管支拡張薬です。
気管を広げて呼吸を楽にします。
喘息のほか、気管支炎などでゼーゼーする咳に使います。
ホクナリンテープの薬の成分がゆっくり皮膚から浸透し、貼ってから8時間〜12時間で血液中の薬の濃度が一番高くなりますが、24時間効果は持続します。
貼る場所は胸、背中が効果的です。
子供は触ってはがしてしまったりするので、手が届かない背中がいいかもしれません。
ホクナリンテープは3種類。年齢によって使い分けます。
0.5mg 生後半年の赤ちゃん〜3才未満
1mg 3才〜9才
2mg 9才以上〜成人
ホクナリンテープの副作用とは?
震え、動悸、顔面が赤くなる、吐き気、嘔吐、蕁麻疹、かゆみがあります。
重大な副作用はアナフィラキシーショックで、すぐ現れます。
そういえば、くみんぼの子供はいつも貼った箇所が赤くなってちょっと荒れた感じになっていました。
それはテープかぶれなんでしょうか?
それとも副作用なのか・・?
毎回位置をずらして、荒れた感じの肌の部分をさけて貼っています。
ホクナリンテープ(ツロブテロールテープ)を大人が貼ってみた
風邪をひいて、喉が痛く咳がひどい状態が4,5日続いた後に内科を受診。
朝が一番症状が出て、ひどい気がします。
それで、ホクナリンテープと同じ効用の「ツロブテロールテープ2mg」を処方されました。
ホクナリンテープ装着
お風呂上がりにテープを貼ってみます。
テープを貼る場所は、胸の真ん中にしました。
心臓近いし、効くかな〜なんて安易な考え(笑)
貼った瞬間から、貼った皮膚がちょっとスーとするような感じです。
意識しているからそう思っただけかも。
誤差の範囲の感覚。
このテープの他に錠剤の薬と、咳止めのシロップを処方されていますが、どれが効いているのかはたしてあまり効いていないのかよくわからない状態。
テープを貼って30分
ちょっと気分が悪くなり嘔吐感がありました。
でも、咳たくさん出たし席のしすぎでしんどくなったんかもしれない。
なので、ほっといて横になっていました。
テープを貼って2時間
ちょっと胸がスースーしてきました。
テープを貼って3時間
なんかめまいがするような・・・
スースーしつつも胸が苦しいような・・・もしやちょっとヤバい?
なんか動悸がしてきました(-_-;)
こ、これはやはり副作用なのかーー??
う〜ん。
ここで中止。
(薬代がもったいないけど)
はがしますヽ(´Д`;)ノ
妊娠〜出産〜授乳で薬耐性が落ちたわたしは、春の花粉症の薬でも動悸が出てこのまま死ぬのではないかと心配になり、職場の上司に「わたしが倒れたら、救急車の人にこの花粉症の薬が原因ですとお伝えくだされ〜」としきりにお願いしました。
そのときの動悸がちょっとトラウマ気味になっていて、チャレンジ継続はやめておきました。
どうも薬のブランクがありすぎて、薬が効きすぎるようです。
大人がホクナリンテープを貼った感想
今回わたしが実際に使用してみての感想は「よく効く」でした。
効きすぎるくらいだったのかもしれません。
効くというのは諸刃の剣で、いい効果だけではなくわたしのような副作用の方向で症状が出てきたりします。
以前みた「安易な使用はどうなのか?」が再び思い出されました。
わたしの意見とは逆に「効かない」と言う人も多いので、体質や状態などで結局人それぞれなのかもしれません。
そののち、病院を受診した際
と伝えました。
お医者さんは、「副作用はあまり出ないんですけどね〜」なんて言って、それ以上は処方せずに終了といった感じで終わりました。
これから子供に使用するときは、子供の症状をよくみて使っていきたいと思います。
貼った部分の肌のあれだけじゃなくて、親のわたしが感知できていないなにか副作用が出ている可能性も0じゃないのかも、と今回のわたしのホクナリンテープで実感しました。
まだしゃべれない子供は、動悸がしてもわかりませんもんね。
ただ、わたしは医療の専門家ではないので、かかりつけ医の指示にしたがってホクナリンテープをこどもに使いつつ、様子を注視していこうと思いました。