【体験談】子供1才8ヶ月熱性けいれんで救急車を呼びました。対処・後遺症・予防方法など。

熱性けいれん体験談

子供の10人に1が発症する熱性痙攣(ねっせいけいれん)って知っていますか?

熱が高くなったことが原因で起こるけいれんのことです。

初めて見る子供の痙攣にびっくりして、心が凍りました。

知識として知っているのと知らないのとでは、心の持ち様や対処も変わってきます。

わたしの体験を参考にしてもらえたら幸いです。

 

 

熱性けいれんのことを書いた経緯

 

今回、熱性けいれんを取り上げたのは、珍しく夫からの要望です。

 

くみんぼ夫 「ブログで熱性けいれんのこと書いてや」
くみんぼ 「なんでー?」
くみんぼ夫 「熱性けいれんって、子供の具合が本当急変してびっくりするのに、調べてみたらソフトな表現してるもんばっかやから、ちゃんと本当のことをみんなに知らせたい」
くみんぼ 「なら、書こっか」

 

と、まあこんな感じ。

夫も言っていたんですが、熱性けいれんってけいれんを初めて目の当たりにする親にとってはパニックものです。

なのに、わたしがお気に入りで以前ご紹介した37.5℃の涙(病児保育士の話)やその他のサイトでも、熱性痙攣の表現がソフトにされています。

参考 「37.5℃の涙」は働くママの心に突き刺さるおすすめ漫画

 

それが表現がソフトすぎて実体験とかけ離れていたのが、夫的には気になったようです。

 

 

熱性けいれんとは

 

子供が経験したことがなければ、わたしたち夫婦も知らなかったであろう病名です。

 

熱性けいれんの定義

 

熱性けいれんとは、38℃以上の発熱に伴って乳幼児期(主に6ヶ月から5歳位まで)におこるけいれんや一時的な意識障害のことを言います。

けいれんとは、意識がなくなり白目をむいてブルブル震えたりする症状です。

よく聞く「ひきつけ」というのも「けいれん」と同意義です。

子供の様子がいつもと明らかに違うので見ていれば必ずわかります。

 

 

熱性けいれんの症状

 

よく見られるのは、突然体を硬くして、その後手足をブルブル(あるいはガタガタ)震わせ、眼球は上方を向いて白目となり、意識はなくなり、呼吸は荒く不規則になる、というものです。しかしこの症状はほとんどの場合5分以内におさまり、あとはスヤスヤと何事もなかったかのように眠った状態になります。

このほか高熱時に意識がはっきりしなかったり、数分間一点を見続けるような状態も熱性けいれんの症状の一つと考えられます。

出典:上大岡こどもクリニック

京都ではなく横浜の病院なのですが、ここの病院は結構新しい考えで最新の治療に取り組んでおられておすすめです。

不活化ポリオの予防接種が実施されていなかったので、こちらでお世話になりました。

 

 

熱性痙攣はどんな時になる?

 

高熱(38℃以上)で熱があがっている途中でなると言われています。

発作直後は39℃以上のことが多く、ほとんどが発熱後12時間以内で体温が急上昇するときに発症します。

 

 

熱性けいれんの対処

 

吐いてものどに詰まらせないように顔を横に向けます。

そしてアゴを上に反らせて起動を確保。

それから、けいれんしている子供を横目につらいですがけいれんが①左右対称かどうか、②何分けいれんが続いたかをチェックしてください。

わたしが救急車を呼んだときにも、病院へ運び込んだ時にもこの2点を確認されました。

熱性けいれんかどうかの判断の材料の1つとしているようです。

 

この時にやってはいけないことは、大声で呼びかけたり揺さぶったりして刺激を与えること。

 

薬がなければ嵐が過ぎ去るまで見守るしかないのです。

 

 

熱性けいれんになる確率

 

どれくらいの子供が熱性けいれんになるのでしょうか?

日本人は欧米人よりも発症率が高くなっています。大体10%です。

欧米人は3%ほど。

遺伝が関係あるのかどうかはわかりませんが、熱性けいれんになる子供は家族が熱性けいれんになったことがある確率が高いです。

それから、発症する年齢は、生後6ヶ月~6歳までの乳幼児がほとんどです。

 

 

熱性けいれんの後遺症と再発の可能性

 

一度子供が熱性けいれんになったら、次もまた熱性けいれんが起こらないかと子供の熱に過敏に反応して心配になってしまいます。

熱性けいれんを1度起こした子供が、次に熱性けいれんを起こす可能性は高くありません。

一生の内、熱性けいれんを経験した回数が1回というのは全体の70%です。

なので7割の人が再発はしません

 

ただ残念ながら残りの30%の人は、2回以上の熱性けいれんを経験します。

3回目の熱性けいれんを起こすのは、全体の10%弱と言われています。

 

後遺症は特に残りません。

息がとまり白目を剥くので「もしや・・・」という不安がつきまといますが、脳などへの異常はないそうです。

 

 

熱性けいれんの予防法

 

熱性けいれんは急激に熱が上がった際に起こると言われています。

なので、高熱が出る前に解熱をして、高熱を出させないというのが予防方法になります。

 

ただ実際問題、子供はよく熱を出してそれが高熱になるので、すべてに解熱剤を投与して熱を下げ続けるわけにもいきません。

子供の様子に気を配り、様子がおかしければその都度対処するしかないのかな というのが実感です。

 

 

熱性けいれん体験談ーパパ視点ー

くみんぼ夫

病状の子供が起きてきて、何か飲みたいと膝の上に座ってきたので、お茶?水?を飲まそうと、一口含んだ瞬間、急にひっくり返って全身をビクビクさせました。(飲み物を飲んだことが直接の原因ではないと思いますが、、念のため)

痙攣していることがすぐに分かったので、妻に救急車を手配するよう指示しました。

『初めて痙攣を起こした時は救急車を呼びましょう』と何かの本で読んだことがあるのを思い出したからです。後述しますが、これは間違い??

 

それから、

①意識を失い

②白目を向き

③信じられない力で歯を喰いしばり

舌を噛まないようにスプーンでこじ開ける!とその時妻が言っていましたが、後で調べましたが必要ないようですね。舌噛むことなんてないそうです。

④みるみる顔の、特におでこ辺りの血の気が引いていく

といっても顔面蒼白の『真っ青』といった感じではなく、ドス黒い・灰色っぽい色にどんどん変わっていく、とても生きている人間の肌の色とは思えない色

 

という症状が次々発生。※①~④の順番は定かではありません

 

特に②の白目と④顔色の変化が怖くて、ほんとに死んでしまうんじゃないか、と不安に駆られ、子供の意識を取り戻そうと、名前を大声で叫びながら体を揺すっていました。

119番のお相手私の伝言で、そっとしておくように、との指示。これも後述ですが、明らかに間違った行動なんですね。

 

やがて、大量に嘔吐。妻の落ち着いた行動で、気道を確保するために体を横向けに。

その頃から、子供は意識を取り戻し、泣く余裕()も出てきました。

本人はしんどいでしょうが親としても少し落ち着きを取り戻した頃です。

熱性痙攣としてはフルコースの内容だったのかもしれないですね。

 

やがて救急車がやってきました。妻も心労したのか、車内で胃痛を訴えていました。

(病院から帰るころには胃痛も治っていたそうです)

 

子供の一部始終を観察していた私に病院の先生は『痙攣が左右対称だったか、右と左で誤差が出ていなかったか』というのを強く確認されていました。記憶定かではなかったのですが、手を広げてビクビクしたのが左右対称だったので、そう答えました。

逆に解釈すると左右非対称の痙攣は危ないということです。

 

あとから調べて知ったことですが、高熱が原因の熱性痙攣、熱が出ているからと言って、布団をたっぷり掛けるのは、NGだそうですね。確かに熱の逃げ道がなくなってしまいますもんね。

 

 

熱性けいれん体験談ーママ視点ー

 

くみんぼ

発熱

 

長男が1才8ヶ月のときの出来事でした。

いつものように風邪をひいたようで熱が出ました。

40℃を越す高熱が出るのは珍しくなく、機嫌も悪くなく過ごしていました。

夜たまたま夫がお休みの日で、夫とわたしと長男とで家にいました。

 

 

いきなり、痙攣を起こす

 

わたしは別の用事で長男の側にはいなかったんですが

 

くみんぼ夫 「子供の様子がおかしい!!」

 

という夫の声に慌てて、子供の元へ行きました。

 

 

だんだんと顔色が悪くなり、青ざめていきあっという間に白くなっていきました。

白目を剥き、唇は紫に。

呼吸が止まり、手足をピーンとつっぱらせブルブルと震え出しました。

意識もありません。

ホラー映画のエクソシストに出てくる少女のよう。

 

 

119で救急車を呼ぶ

 

 

いつもは子供が病気や怪我のときは#8000へ℡して相談していたのですが、そんな悠長な状況ではなくただちに119へ電話しました。

長男が産まれてから初めて、死を予兆した瞬間でした。

電話の指示で、吐いて喉に詰まらせないように長男の体を横にさせました。

気道確保のために、

そして、嘔吐。

どれくらいけいれんが続いているか、左右対称かどうかをチェックするように指示されました。

長男は意識なく呼吸なく白目をむいてありえない動きをしているので、不安でたまらなくとにかく救急車の到着が一刻も早くなるように祈りました。

119の先の消防署の人は、こちらを冷静にさせるように落ち着いた声でゆっくりしゃべりますが、逆にその対応が不安になりました。

落ち着いて対応しているつもりでも、初めての子供の急変に、わたしも今振り返れば冷静ではなかったかもしれません。

 

 

痙攣が治まる

 

大体5分弱ほどで痙攣が治まり、長男はぐったりしていました。

 

 

救急車到着

熱性けいれん救急車

時間にすれば119番通報から5分くらいでしょうか。

とても早く来てくれました。

救急車が到着し、夫が救急隊員を迎えに外へ出ました。

 

救急隊員の方を症状を見て、「熱性痙攣でしょう。よくあることです」という感じでした。

念のために病院へ搬送するということで、ラッキーなことに長男を出産した県立の総合病院の当直が小児科医ということでみてもらえることになりました。

救急車が来るまでの間に、長男の着替えやタオルケットなどを用意しておいたのでそれを持って夫と救急車に乗り込みました。

夫にだっこされた長男も、だんだんと顔色が戻ってきてほっとしました。

 

 

搬送先の病院へ到着

 

慣れた病院なので、しーんとした夜間救急でも心が休まりました。

長男の前に怪我をした子供の治療がされており、1時間ほど待ちました。

 

順番が来て長男をベッドへ横たわらせ、医師が診察をしてくれました。

「熱性痙攣でしょう」

という診断でした。

熱性痙攣は通常救急車を呼んではいけないとのことでした。

親としてははじめての痙攣でびっくりしたのですが、医療現場としては珍しくない症状のようです。

はじめての熱性痙攣発症の場合は、救急車を呼ぶのはびっくりして仕方のないことだけれども、2回目からは自宅で様子をみるようにとのことでした。

 

 

熱性痙攣の薬

 

ダイアップという座薬です。

その場でダイアップをお尻に入れてもらいました。

8時間後にもう1度入れるという指示が出ました。

 

そのあとはもし2回目の熱性痙攣が出たら、ダイアップを入れるようにとのことでした。

 

待合室で嘔吐で汚れた長男の服を着替えさえ、タクシーで帰りました。

そのあとは長男の様子は落ち着いて、数日後には熱もさがりました。

 

 

まとめ

 

幸い長男は2回目の熱性痙攣は今のところありません。

高熱自体も出すことが少なくなりました。

というよりも元気で、元々熱をあまり出さない子なんですよね。

 

熱性けいれんかどうかの判断は初めてでは無理だと思います。

なので、初めての場合は救急車を呼んでしまって構わないと思います。

万が一、命に関わる痙攣だと後悔してもしきれませんもんね。