本屋さんで「10分で寝かしつけができる絵本」という本が置いてありました。
「おやすみロジャー」という絵本です。
表紙はうさぎの絵なんですが、可愛くはないです。ちょっと気持ち悪い感じ。海外っぽいといえば海外っぽい。
魔法のぐっすり絵本というサブタイトルが付けられ、興味をそそります。
なんでもテレビでも取り上げられたそうで、話題の絵本です。
すぐにこてっと寝てしまうという魔法の絵本の効果は本物なのか?調べてみました。
おやすみロジャーってどんな本
寝かしつけ絵本で世界中でベストセラー
米・英・仏などで続々アマゾン総合ランキング1位の世界的ベストセラー。
英デイリーメール紙、テレグラフ紙、米CBSニュース、ハフィントンポスト紙、ニューヨークポスト紙等、有力メディアが続々特集。
世界40か国で翻訳が決定するなど、世界的な規模で大ブームになっています。
日本でも大人気で発売から3ヶ月(2015年11月13日発売)で50万部突破。
メディアでもたくさん取り上げられ、フジテレビ系「ノンストップ!」・TBS系「王様のブランチ」・フジテレビ系「めざましテレビ」・日本テレビ系「スッキリ!!」・日本テレビ系「日本一受けたい授業」・NHK「サキどり」などでも紹介されました。
どんな人が書いてるの?
海外の翻訳本です。
スウェーデンの大学でコミュニケーション学の講師を務めるスウェーデンの行動科学者(カール=ヨハン・エリーンさん)が、心理学的効果や医療現場でも使われている自律訓練法などあらゆるメソッドを盛り込んで作りました。
2010年に自費出版して生まれました。
そして「本当に寝る!!」と口コミで話題となり、全世界へと広がっていきました。
心理学的効果が実証済みとの謳い文句が本当にすぐに寝かしつけに効果を発揮してくれそうで、期待を煽ります。
日本語版訳を監修したのは、快眠セラピストの三橋美穂さん。
読み手も聞き手もリラックスして読めるように工夫して翻訳をされています。
絵本の対象年齢
絵本に対象年齢が書いてある本が多いのですが、この本には対象年齢の記載が見当たりません。
英語版では3~7歳の子供におすすめだそう。
ただ、内容ではなくて抑揚やあくびなどで眠りを誘うので、言葉を理解する前の1才の子でも効果があったという口コミもありました。
おやすみロジャーの内容
眠りたいのに眠れないうさぎの子ロジャーと【読み聞かせをしてあげる子が登場人物になって】が、親切な魔法つかいのあくびおじさんに会いに行くストーリー。
途中、おねむのカタツムリや、ウトウトフクロウさんに出会います。
眠りたくても眠れないうさぎのロジャーが、だれでも眠らせてくれる「あくびおじさん」のもとを訪ねる。このシンプルなストーリーのなかに、 眠くなる心理学的な仕掛けが満載。「もっともっと」「ゆっくりゆっくり」など、眠りたい気持ちになる言葉が効果的に繰り返されます。
また、途中で登場する「ウトウトフクロウ」が、教えてくれる体の力を抜くメソッドは、 「自律訓練法」と呼ばれ、医療の現場でも使われている方法です。 このユニークさに、最初に刊行されたスウェーデンでは、本というより、ノーベル賞ものの「発明」 という賞賛の声も寄せられています。
絵本の割には絵が少なく、文章が多い本です。
全29ページ。
内容がなく退屈ですが、それが眠りを誘います。
運転する人の側で読まないように!という注意書きもあります。
本当に10分で寝るの?みんなの口コミまとめ
一番気になるのが、本当に子供が10分で寝るのか?ということです。
本当にすぐに寝てくれるのであれば、寝かしつけに苦労しているパパママは絶対買いですよね。
効果があったという口コミ
☆あなたは眠くなる〜というような催眠術を思い起こさせるような本。
☆この本だけは静かに聞いてくれてすぐに寝ちゃう。
☆小学校1年生の我が子に効果あり。
☆テレビで紹介されていて即購入。1才と3才の男の子。絵本の半分ほどでいつも寝る。
☆読みやすく、読んでいる自分まで眠くなった。
☆5才の子供、1ページ目で寝た。
☆買ってよかった。なかなか寝ない子が寝てくれるようになり、寝かしつけが楽になった。
☆今までは23時まで寝なかったのが、おやすみロジャーで21時に寝るようになった。
☆絵本というより催眠術。本当に10分で寝る。
☆2才と4才の子供へ読み聞かせ。2才の子はいつもは1時間寝かしつけにかかるのに10分で寝てしまった。逆に凄すぎて怖い。
☆小学校4年生の子供へ。効果てきめん。
☆昼寝をしない息子のため購入。半信半疑だったけれど昼寝をしてくれて、買ってよかった。
効果がなかったというクチコミ
★全く寝ない上に、内容を子供に突っ込まれた。
★2才半の息子に全く効果なし。できれば購入前に借りたりしてお試しをおすすめ。
★藁にもすがる思いで購入して読み聞かせたが、子供が号泣。期待していた分失望が大きかった。
★挿絵が怖いし、変な日本語訳で読みづらい。
★子供を寝かしつけるための絵本なので、内容は期待しちゃだめ。
★10分で寝るというのは誇張しすぎ。
★読んでいる親の方が先に眠たくなってしまう。
★内容がなさすぎて挿絵も不気味。
口コミまとめ
楽天やAmazonの口コミをみていると70%くらいの購入者が満足しているようです。
実際にあくびを何ども取り入れたり
寝かしつけって毎日のことなので、いつもよりも少しでもはやく寝ついてくれたら本当に助かりますよね。
ただ、子供によっては全く効果がない場合もあるということなので、過度な期待はしないほうが精神的にいいと思います。
読み聞かせて効果がなかったら、ムカついちゃうかもです。
寝かしつけ絵本の読み方のコツ
寝かしつけには、なるべく低い声でゆっくり読むのがポイントです。
絵は見せずに子供は横になって寝れる体勢で、音読した音を聞くだけにします。
本を寝る前にあまり読まない家では、逆に興奮してしまう可能性もあるので、寝る前の読み聞かせを習慣化してしまってからの方が効果を発揮します。
この絵本のすごいところは、自然に子供が眠くなるようにここは強調して読んで、ここはあくびをするように読んでと細かく読み方の指定があるところ。
読み聞かせが苦手なパパママでも、コツがわかるのでチャレンジしやすいと思います。
まとめ
大学で絵本の講師をしている方がお話されていたんですが、すべての子供に合う絵本は存在せず、どんな絵本でも合う合わない子が出てくるとのことでした。
なので、おやすみロジャーが合わずに泣き出しちゃう子もいてます。
ただ、比率的には効果があったという声が多いので、寝かしつけ対策としては一度チャレンジしてみる価値はあるのかなと思いました。