2107年8月10日に夢の雫、黄金の鳥籠10巻が発売されました。
他にもわたしが購入している「とりかえ・ばや」と「7SEEDS」も発売されて、ウハウハです(笑)
夢の雫、黄金の鳥籠は半年に1回ペースなので、もっと続きが早く読みたい!
そんなこんなで10巻のあらすじとわたしの感想を交えつつ紹介します。
ちなみに前回9巻のあらすじ感想はこちらから
【参考】「夢の雫、黄金の鳥籠」9巻 あらすじ感想ネタバレあり。寵妃ハセキヒュッレム誕生
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目次
2017年8月最新刊「夢の雫、黄金の鳥籠 10巻」感想あらすじ(ネタバレあり)
10巻はヒュッレムの旧想い人だったイブラヒムと結婚した皇女ハディージェとの会話から。
新居の建設が進むイブラヒム邸。
(ただし本人は知らずに皇帝がイブラヒムのために建設中)
ヒュッレムの第一子(皇帝スレイマンの第二皇子)とハディージェが産んだ子どもに、スレイマンは同じメフメトと命名。
そんな話で楽しく団らんしていると、ヒュッレムの侍女ジャミーラが口をはさんだ。
また第一夫人のギュルバハルが悪だくみをしていると・・
その内容は自分の侍女を側室候補に推薦して、自分の勢力を拡大しようとしているというもの。
今までのギュルバハルの陰険なやり方からすると、全然健全にみえちゃうけどね。
だって殺すわけでもなく正当なやり方やもんね。
ハディージェはヒュッレムの心情をおもんばかりながらも、自分の母でもある母后が皇帝としての兄スレイマンの立場からもっと皇子を持つことを期待しているだろうと伝えた。
ヒュッレムはイブラヒムの後見がある自分は、大丈夫だと返した。
たとえ、結婚はできなかったとしてもイブラヒムが自分を見守っていてくれるだけで、後宮で生きていけると。
そして後日、母后のお茶会が開かれた。
ほとんどみんな大集合。
皇帝スレイマンや第一夫人ギュルバハル、第二夫人ヒュッレム、皇妹ハディージェなどなど。
もうギュルバハルから母后に話は通してあったらしく、
「おまえは第一夫人だろう。陛下に最初のお飲み物をおすすめしなさい」
とギュルバハルが皇帝に近づくための声掛けがあった。
それでギュルバハルが命じたのが、自分の部屋付きの侍女サリーファ。
設定ではかなり美しい設定になっているけれど、一度も目を開けていないので顔がよくわからないのが正直なところ。
名前が一回出てきたので、これからの展開でどこかで登場するのかも。
サリーファはコーヒーをスレイマンに差し出す。
するとそこで母后が
「皇帝陛下、あなたも即位して3年が過ぎました。帝国を守る御子は大切。さらに持つべきではありませんか?」
愛ではなく尊敬だけの気持ちだと思っていたのに、心ざわつくヒュッレム。
母后「その妾はどう?なかなか美しいではありませんか」
スレイマン「ほう?どれ」
ちょっとスレイマンの顔がいやらしくてヤダ。
でもここでびっくりな展開に。
母后「どうでしょう皇帝陛下。今宵はこの妾を召してみては?」
スレイマン「そうですね。たしかに美しい。しかし美しい妾は後宮にはたくさんますからね」
スレイマン「ヒュッレム、ついてこい」
トキメキ~☆
なにスレイマンかっこいい!
わたし的にスレイマンは何考えているのかわからないキャラなんですが、これいい
ヒュッレムは大喜び。
ギュルバハルは唇を噛みしめ。
母后はヒュッレムは妊娠中だからと咎める。
ハディージェはほっ。
ヒュッレムはベッドでスレイマンに自分を選んでくれて嬉しかったことと、次も皇子を出産することを約束。
しかし、スレイマンは「皇女でも可愛いと思う」と言ってくれた。
無事ヒュッレムは出産。
子供は女の子。
第一夫人のギュルバハルは安心した。
スレイマンは喜んで月と太陽という意味の「ミフリマー」と名付けた。
逆に遠征先の地エジプトで一人ショックをうけていたのがイブラヒム。
ヒュッレムが産んだ第二皇子は、もしかしたら自分の子供かもしれない。
そうなるとスレイマンの後継者、未来の皇帝としてヒュッレムの皇子を押せない。
スレイマン第一主義のイブラヒムは落胆。
「何があってもスレイマンは裏切らない」
すでに一度ヒュッレムと通じて裏切っているけどね。
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エジプトから帰ってきたイブラヒム。
皇帝に謁見して、報告。
そのときに初めて自分の家が建てられていることをきかされた。
他の臣下とともに部屋を出ようとしたときにスレイマンに呼び止められ、次の遠征計画の話をされる。
そしてーキスー
あー。前から思ってたけれどスレイマンって絶対両刀使い。
というよりもイブラヒムのほうが好きやんね。
ヒュッレムと比べて。
描写ではキスくらいだけれど、その先まで行ってたりするのかな~
黄金の鳥籠が好きな人なら薄い本とかも作ってそう。
新しい屋敷に帰ってきたイブラヒムを待っていたのは、妻の皇妹ハディージェとハディージェが産んだ赤ちゃん。
赤ちゃんはイブラヒムの子供ではない。
これはイブラヒムも承知の事実。
ハディージェ「あなたもご承知のようにこの子はあなたの血を引いてはおりません。あなたはこの子をどう迎えてくれますか?」
イブラヒム「血統など気には致しません」
と自然に手を伸ばして赤ちゃんを抱きしめた。
かっこいい!
そして、イブラヒムは帰ってきた挨拶を母后にし、皇子皇女にもすることに。
ヒュッレムの第二子であるミフリマー皇女は迷うことなく抱っこ。
第一夫人ギュルバハルの皇子ムスタファにも臣下の礼を取った。
しかし、ヒュッレムの第一子である第二皇子メフメトには触れずにお辞儀に終始した。
それには心の葛藤があった。
「血統など気にしない」とハディージェに言ったようにメフメトに対しても血統を気にしなければ、イブラヒムとヒュッレムの浮気でできた可能性があるメフメトを認めたことになり、すなわちスレイマンへの裏切りとなると自制していたのだった。
イブラヒムがメフメト皇子に触れなかったことに、ヒュッレムも気づいた。
「なぜ?」
あまりに考えるあまりスレイマンと一緒のときにも上の空。
スレイマンに理由を問われ、相談したヒュッレム。
スレイマンの答えは
「わたしにわかるわけあるまい。知りたいのなら本人に聞けばいいだろう」
確かにその通りだけれども・・・
スレイマンに後押しされたヒュッレムは、内廷小姓のソコルル・メフメトを呼び出しイブラヒムと二人で会う段取りを組んでもらう。
別れを告げた最後の夜でもう会うつもりはお互いない・・はずだった。
ヒュッレムはイブラヒムに問いかけた。
「イブラヒム様はわたしの後見。息子であるメフメトの後見もなさってくださるのでしょう!?」
その問いにイブラヒムは
「それはできません」
やはり、メフメト皇子がスレイマンの子供であるかどうか確信が持てないから。
ショックを受けるヒュッレムにイブラヒムはもう1人皇子を産めと言った。
その皇子なら確実にスレイマンの子供だし、その皇子の後見になると。
皇子メフメトを否定されたヒュッレムは反感を持つ。
あんなに愛し合ってた二人が対立し始めてしまった。
最初こんな風に展開していくなんて全然予想もつかなかった。
史実に基づいているみたいなので、すぐに調べられるなら実際はどんな話なのか読んでみたい。
そしてあっという間に第三皇子セリム誕生。
もちろん、ヒュッレムの子。
皇帝スレイマン4人の子供のうち、3人がヒュッレムってすごー。
みんな集まってお祝いをしているところに、イブラヒム登場。
セリムにはイブラヒムは臣下の礼を取り抱っこした。
ヒュッレムはイブラヒムが後見して皇帝に押してくれると信じていいのかどうか惑っていた。
みんな集まったときに、ムスタファも結構大きくなっているはずなのに、いまだに成人の儀式?みたいなのはしてないのかな。
かわいそ
スレイマンはイブラヒムと席を外し遠征の話。
そのときに使いたい男がいると意味ありげ。
「欧州戦にはたいそう役に立ってくれるだろうよ」
そうです。
あの人です。
もしかして殺されたかもと心配していたあの人。
一応、この10巻ではまだ出てこないので、あの人でとめておきます(笑)
ーイブラヒム邸ー
ハディージェの子供はイブラヒムに、弟か妹が欲しいとねだる。
でも、できるわけがない。
一度の夜を共にしていないから。
イブラヒムもハディージェも複雑な表情。
舞台は、後宮へ。
後宮のものたちがヒュッレムのおかげで安心して暮らせると話す。
そしてヒュッレムとともに歩いているハディージェも「後宮が落ち着いてきてよかった」と。
しかし、ヒュッレムはまだまだと返す。
心配しているのはメフメト皇子とセリム皇子のこと。
皆がメフメト皇子が次の皇帝候補だというが、イブラヒムが認めず皇帝候補になれない。
なら第三皇子であるセリム皇子はなれるのか?
ムスタファ皇子とメフメト皇子、二人の兄を差し置いてセリム皇子が帝位につけるだろうか??
はい。
ここで10巻終了です。
今回も面白かったー!
次回11巻の発売日は?
夢の雫、黄金の鳥籠の11巻は、2018年春頃発売。
やっぱり半年に1回の発売ですね。
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